ヘアセットをするとき、どのようにしたらいいか迷いますよね。今回は、ブローをするときにどうしたらボリュームアップするのか、くせっ毛で広がりやすい場合はどのようにしたら髪は落ち着くのか、といった今さら誰にも聞けないヘアセットの基本について、まとめてみました。
まず、ブローをするときの基本ですが、ドライヤーを当てる前に髪が乾いている場合は水スプレーをして髪を湿らせることをお勧めします。なぜかというと、濡れてない髪でブローをしても形がうまく決まらないからです。熱を入れることによる水分不足で髪がパサつく原因にもなるので、水スプレーで髪を湿らせてからブローをすると上手くいきます。
ボリュームアップしたい時のドライヤーの当て方
基本的には、根元から髪を起こすイメージでドライヤーをかけます。頭頂部や後頭部の髪をブローするときは、下を向いてブローをすると自然と髪の根元が立ちます。また、下から上にむかってドライヤーをあてるだけでも髪の根元が立つのでボリュームアップにつながります。
ただし、クセが強かったり、クセの気になる部分がある場合は、そちらを先に乾かしましょう。根元が乾いてしっかり立ったら、全体的に空気が入るようにブローします。このとき毛の流れに逆らってブローするようにするとふわっと仕上がります。
ブローで形がきまったら、冷風をあてるとキープ力が持続します。襟足部分の髪は、うつむいてブローすると広がる原因になってしまうので注意が必要です。ボリュームアップのブローでロールブラシを使ってスタイリングする方法がありますが、それがうまくできないときには、カーラーで髪を巻いてブローでクセ付けをしてしまうお手軽な方法もあります。
ボリュームダウンしたい時のドライヤーの当て方
髪が広がってしまったり、うねりなどの髪のクセが強くて全体をボリュームダウンさせたいときは、髪の流れにそって髪を乾かすようにします。ドライヤーの風は、髪の根元を寝かせるように下に向かって当てましょう。
全体的に髪が80パーセントほど乾いてきたら、あいた片手で髪を下にやさしくひっぱるようにしてブローします。手ぐしで髪をとかしていくイメージで行ってください。この時のドライヤーの風も毛の流れに沿うように下に流すようにします。乾いた状態になってしまうと髪が広がってしまうので、完全に乾ききる前に行うようにしましょう。
また、ブローの際に毛先だけを押さえて乾かすのも毛の根元のクセが残ったままになってしまい、髪の毛が広がってしまう原因になってしまうので注意しましょう。手ぐしをかけながらドライヤーの風を上から下にかけてあげるのが上手くいくコツです。仕上げに冷風を当てると艶が出ますので、忘れずに行いましょう。
ブローの時にやってはいけないこと
ボリュームアップやボリュームダウンでブローのやり方は違ってきますが、どちらの方法でもドライヤーの当てすぎには注意しましょう。髪が傷んで、パサパサになってしまったり、枝毛や切れ毛を作ってしまう原因になります。
ミディアムくらいの長さで5分、ロングの場合は10分を目安に髪を乾かすとよいです。
また、熱がダイレクトに髪に行かないように、ブローの際はドライヤーと髪の距離を15センチから20センチほど離すようにするとよいです。