いざサロンに行ってスタイリストさんに「今日はどうなさいますか?」と聞かれたとき、なにをどう伝えたらいいか困ったことはないでしょうか?ほとほと参った挙句、「おまかせで!」なんて言って、仕上がりを見た時に「こんなはずじゃなかった……」と絶望してしまった経験をお持ちの方もいらっしゃるかもしれませんね。
かといって、なりたいヘアスタイルの切り抜きを持っていって「このモデルさんと同じ髪型に」とオーダーしたはずなのに、実際出来上がったものは想像とまったく違うスタイルだったりして、もう二度と美容室に行くもんか! と心のなかで憤慨してしまったり。
理想のセットを伝えるには、ちょっとしたコツがいるのです。悲しい思いをしないためにも、その方法をこれから伝授します。
自分で理想の髪型を考えておきましょう
まずやってはいけないのは、スタイリストさんに何も伝えず「おまかせで」とすべて丸投げしてしまうことです。これはスタイリスト側も一番困ってしまうことなんだそうです。なぜかというと、あなたがどういった理想の姿になりたいか「はっきり」とわからないから。
おまかせですべて丸投げされてしまっては、スタイリストも現在のあなたの服装や雰囲気で似合ったヘアスタイルを模索するしかありません。それとあなたのなりたい理想像にズレが生じている場合、一生懸命スタイリストさんがヘアセットをしたとしても、あなたの納得のいく髪型にはなりません。
なりたい髪型をピックアップしてみよう
なりたいヘアスタイルの切り抜きを持っていくことはどうでしょうか。これは大変喜ばれる方法です。しかし、一点注意しなければならないことがあります。自分とあまりにもかけ離れた顔のタイプのモデルさんがやっている髪型の切り抜きだと、そのヘアスタイル自体が似合わないこともあるのです。
では、どうすればいいのかというと、雑誌によっては顔のパーツ別に似合う髪型を紹介している記事があるのでそれを参考にしたり、スマホアプリで好きな髪型やカラーをシュミュレーションしてもよいでしょう。ざっくりでいいので、どういう雰囲気にしたいのかを決めておくのがポイントです。
それでもどうしたらいいのかわからない、不安だということであれば、その切り抜きやシュミュレーションした画像を見せて、スタイリストに似合うかどうか相談してみましょう。こうしたいけどどうしたらいいのか迷っていることを伝えることで、スタイリスト側もこうしたらよくなるよといったアドバイスをしてくれます。
なりたい雰囲気を伝えるのもひとつの手
かわいくなりたい、かっこいい感じにしたい、モテ系で、ナチュラルにしたいといった、なりたい雰囲気を伝えるのも一つの方法です。また、なりたくない状態を伝えることも必要です。なぜならやりたい髪型が、実は自分の好きじゃないヘアスタイルの状態になってしまうこともあるからです。例えばクールでロックな髪型になりたかったけど、くせっ毛で髪の量が多いことを伝えられず頭頂部分の髪を短くされてしまい、結果的にボンバーヘッドになってしまってショックだった、なんてこともありうるわけです。
また普段のお手入れで困っていることを伝えると、スタイリストから施術後のお手入れのアドバイスをもらえることがあります。
たくさん伝えるのは申し訳ないかなと思いがちですが、逆に自分の「こうしたい」「こうされるのは嫌だ」という意見を出すことでスタイリストもあなたの相談に乗りやすくなります。理想像に近づくためにも、遠慮しないでたくさんの希望を伝えるようにしたいですね。