去年しまったお気に入りのブーツを取り出して、無残な姿に涙した経験のある人は多いのではないでしょうか。
ブーツはとてもデリケートなので、お手入れや保管環境が悪いと、臭いがついたり、カビが生えてしまったり、革がひび割れてぼろぼろになってしまったり。
長期保管する前のブーツのお手入れひと手間をまとめてみました。
ブーツを乾燥させる
長期保管する前は、乾燥が必須です。
ブーツの素材は日光によってダメージを受けるものが多いので、陰干しがよいです。
新聞紙は水分を吸収するので、1~2日間新聞紙の上に乗せて干せば、室内でも十分に湿気を取ることができます。
ブーツを拭く
しっかり乾燥させたら、ブーツの汚れを落とします。
数回着用しただけなので、汚れていないように見えても、排気ガス、ホコリ、雨などいろいろなものがついてしまっています。
ブーツに付着した汚れが、カビの原因になるので、長期保管する前には必ず汚れを落としましょう。
アルコール除菌スプレーをコットンにつけます。
これで、ブーツの外側だけでなく、内側も拭きます。消臭、除菌効果があり、カビの増加を抑制できます。
デリケートクリームで革を保湿してあげる
デリケートクリームとは、
ブーツに限らず、皮革製品に栄養と潤いをあたえ、お手入れするための無色のゼリー状クリームです。
革のひび割れを防ぐためにも、必要なケアです。
長期保存の前はもちろん、新品で購入したあとや、シーズンのはじめにもぬってあげると
お気に入りの皮革製品をきれいに長持ちさせられますよ。
M.モゥブレイ デリケートクリーム
1,000円程度で購入できます。
シミになりにくく、使い勝手も良いので、初心者から上級者まで幅広く使われているデリケートクリームです。
手にとって指で直接ぬってもいいですし、布やコットンにとってぬってもいいです。
3~5分ほど置いて栄養を吸収させた後、布で乾拭きします。
保管する場所を用意する
全てのケアをしっかりしていても、保管する場所が湿気でじめじめしていればカビさせてしまいます。
靴箱やクローゼットの中にしまうのではなく、仕切られていない風通しの良い日が当たらないところに置いておくのが理想的です。
しかし、おうちのスペースをとってしまいますし、年中見えるところに置くのは季節感がないので隠しておきたいですよね。
靴箱やクローゼットに除湿在を置いたり、靴箱、クローゼットの扉を定期的に開けっ放しにしてあげると湿気がこもりにくく、ブーツにも良い環境になります。
靴箱、クローゼットに入れる前に、次のような準備もカビを防ぐには効果的です。
・買ったときの箱に入れる
除湿材(海苔やお菓子についているもので十分)を一緒にいれてあげる。
ブーツの中に入れてもいいし、箱に入れているだけでも十分効果があります。
通気性を良くするために、箱に穴をあける。
・不織布の袋に入れる
型崩れを防ぐため、ブーツキーパーを入れる。
なければ新聞紙を丸めてつめ、ブーツの形を崩さないようにする。
除湿材を一緒に入れてあげる。
まとめ
・新聞紙を使ってブーツを乾燥させる
・アルコール除菌スプレーで拭き、菌の繁殖を防ぐ
・デリケートクリームで保湿して革を護ってあげる
・型崩れをさせない、通気性のよい保管場所をつくってあげる
来シーズンも良いコンディションでブーツが履けるよう、以上の4点を試してみてください。